西ブログブルク公国

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ベートーヴェンは貴族?

楽聖」と称されるドイツの音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)。ベートーヴェンは貴族の家系ではありませんが、ベートーヴェン本人と一部の関係者の間には、貴族の家系であるという誤解があったそうです。何故そのような誤解に至ったのでしょうか?

ドイツ系貴族の名前には「フォン(von)」が付くことがよくあります。
ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ伯爵
Helmuth Karl Bernhard Graf von Moltke
→プロイセン王国陸軍参謀総長

マンフレッド・フォン・リヒトホーフェン
Manfred von Richthofen
→赤い男爵(レッド・バロン)と呼ばれたドイツ帝国空軍撃墜王

フェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵
Ferdinand Graf von Zeppelin
→ツェッペリン飛行船会社創立者
そして、ベートーヴェンの名前には「ヴァン(van)」が付いています。この「ヴァン(van)」と言う語は、ドイツ語の「フォン(von)」、フランス語の「(de)」、英語の「オブ(of)」と同じく出自を示す「オランダ語」です。なぜドイツの作曲家であるベートーヴェンの名前にオランダ語の「ヴァン(van)」が含まれているかと言うと、ベートーヴェンの祖父はフランドル地方(現在のベルギー)出身で、ドイツのケルン選帝侯の宮廷で歌手、宮廷楽長を務めた人物だったためです。

さて、この記事の冒頭に書いた通り、ドイツ語「フォン(von)」はドイツ系貴族の名前に付くことが多いのですが、オランダ語「ヴァン(van)」は、出自を意味する点では同じものの、別に貴族を意味する訳ではなく、庶民の名前にもよく使われる言葉であるそうです。そして、当時のドイツ社会ではドイツ語の「フォン(von)」とオランダ語の「ヴァン(van)」を良く混同していたため、本人と一部の関係者は「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)」は貴族の家系であると誤認したようです。

なお、ベートーヴェンが弟の遺児カールの後見人を弟の妻と争った裁判では、当初はベートーヴェンは貴族の家系と見なされて貴族法廷に裁定が持ち込まれましたが、結局、「ヴァン(van)」は貴族を示す「フォン(von)」とは違うことが判明し、庶民法廷にて裁定されたそうです。

<公爵の独り言>
ベートーヴェンの音楽は大好きです!

テーマ:音楽 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/01/23(水) 23:39:38|
  2. 王侯貴族・ローマ法王
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