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カルマパ

チベット仏教と言うと、今話題の「ダライ・ラマ」を最高指導者とする「ゲルク派」が有名ですが、実は「ゲルク派」以外に「カギュ派」と言う宗派があります。

この「カギュ派」の最高指導者は「カルマパ」と呼ばれており、「ゲルク派」の「ダライ・ラマ」や「パンチェン・ラマ」と同じく転生によって受け継がれ、「活仏」と呼ばれているそうです。チベット仏教界における序列は「ダライ・ラマ」、「パンチェン・ラマ」に次ぐ第三位とのことです。

歴代のカルマパは以下の通りです。

第一代カルマパ(カルマパ一世)
 本名:トゥースムケンパ
 在位:1110年~1193年

第二代カルマパ(カルマパ二世)
 本名:カルマパクシ
 在位:1204年~1283年

第三代カルマパ(カルマパ三世)
 本名:ランジュン・ドルジェ
 在位:1284年~1339年

第四代カルマパ(カルマパ四世)
 本名:ロルペ・ドルジェ
 在位:1340年~1383年

第五代カルマパ(カルマパ五世)
 本名:テシンシェーパ
 在位:1384年~1415年

第六代カルマパ(カルマパ六世)
 本名:トンワトンデン
 在位:1416年~1453年

第七代カルマパ(カルマパ七世)
 本名:チョダクギャムツォ
 在位:1454年~1506年

第八代カルマパ(カルマパ八世)
 本名:ミキョ・ドルジェ
 在位:1507年~1554年
 備考:正統

第八代カルマパ(カルマパ八世)
 本名:リンチェン・ペルデン
 在位:1491年~1521年
 備考:自称

第九代カルマパ(カルマパ九世)
 本名:ワンジュク・ドルジェ
 在位:1556年~1603年

第十代カルマパ(カルマパ十世)
 本名:チョイン・ドルジェ
 在位:1604年~1674年

第十一代カルマパ(カルマパ十一世)
 本名:イェシェ・ドルジェ
 在位:1676年~1702年

第十二代カルマパ(カルマパ十二世)
 本名:チャンチュプ・ドルジェ
 在位:1703年~1732年

第十三代カルマパ(カルマパ十三世)
 本名:ドゥドゥル・ドルジェ
 在位:1733年~1797年

第十四代カルマパ(カルマパ十四世)
 本名:テグチョク・ドルジェ
 在位:1798年~1868年

第十五代カルマパ(カルマパ十五世)
 本名:キャクキャプ・ドルジェ
 在位:1871年~1922年

第十六代カルマパ(カルマパ十六世)
 本名:ランジュンリクペー・ドルジェ
 在位:1924年~1981年

第十七代カルマパ(カルマパ十七世)
 本名:ウゲン・ティンレー・ドルジェ
 在位:1983年~
 備考:ダライ・ラマ十四世および中国国務院認定

第十七代カルマパ(カルマパ十七世)
 本名:ターイェー・ドルジェ
 在位:1983年~
 備考:カギュ派分派が認定

現在の「カルマパ」である「カルマパ十七世」は1985年6月26日生まれの22歳。本名は「ウゲン・ティンレー・ドルジェ」。先代の「カルマパ十六世」が亡命先のアメリカで死去した後、中華人民共和国国務院国家宗教情報局ならびに「ダライ・ラマ十四世」によって「カルマパ十六世」の転生者と認定され、1992年、7歳の時に「カルマパ十七世」となりました。

しかし「カルマパ十七世」に平和な日々は続きませんでした。中国はチベットにおけるチベット族の自由に制限を加え、「カルマパ十七世」に「ダライ・ラマ」を批判せよと迫ったのです。中国政府の圧力に耐えかね、「カルマパ十七世」は2000年にヒマラヤ山脈を越えてインドへ亡命し、現在もインドにとどまっております。そのため、「カルマパ十七世」の両親、側近が中国当局により拘束されているとも伝えられています。

なお、上記の歴代カルマパ一覧をご覧になるとわかると思いますが、現在、「カルマパ十七世」を名乗る人物は2人おります。1人は上記のようにチベットからインドへ亡命した「Ogyen Trinley Dorje(ウゲン・ティンレー・ドルジェ)」。こちらは中国国務院およびダライ・ラマ十四世にも認められており、一般的にはこちらがカギュ派の最高指導者とされているようです。

カルマパ十七世公式Webサイト(Ogyen Trinley Dorje)
Kagyu Office the Website of His Holiness Gyalwang Karmapa
http://www.kagyuoffice.org/

もう1人の「カルマパ十七世」は「Thaye Dorje(ターイェー・ドルジェ)」。実は、中国国務院およびダライ・ラマ十四世が「Ogyen Trinley Dorje(ウゲン・ティンレー・ドルジェ)」を「カルマパ」と認定した1992年に、カギュ派の分派がインドで擁立した「カルマパ」です。

カルマパ十七世公式Webサイト(Thaye Dorje)
Karmapa the Black Hat Lama of Tibet
http://www.karmapa.org/

なお、現在までに「カルマパ」を名乗る人物は上記の2人を含めて3人いるそうですが、いずれもインド在住で、チベットにはいないようです。それにしても、ダライ・ラマ、パンチェン・ラマ、カルマパと言ったチベット仏教の高僧が何人も海外へ亡命する中国のチベット統治。普通ではないと思います。

テーマ:チベット問題について - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/03/29(土) 11:42:23|
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