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女性の王位継承に関し来年国民投票(デンマーク王国)

北欧のデンマーク王国では現在、女性であるマルグレーテ2世女王として君臨しておりますが、デンマーク王国の憲法では男子優先の王位継承制度になっており、君主(国王/女王)に男子がいない場合に限って女子が王位を継承出来るようになっております。

現在デンマーク王国ではこの王位継承制度の改正が議論されており、男子優先から出生順、要は性別に関わらず君主(国王/女王)の第一子が王位を継承する形に改正しようという動きがあります。そして来年、2009年6月7日に王位継承制度改正に関する国民投票を行うことになったそうです。

Reuters 2008年10月7日 09:35
デンマーク、女性の王位継承に関し来年国民投票
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-34132120081007
 [コペンハーゲン 6日 ロイター] デンマークのラスムセン首相は6日、国王または女王の第1子の性別にかかわらず王位を継承することを認めるかどうかの国民投票を来年6月7日に行うと発表した。

 同国の憲法上は、女性は国王もしくは女王夫妻に男子がいない場合に限って女王となることができる。

 ラスムセン首相は「平等の問題だ」と語った。

 1953年の憲法改正で王女にも継承権が認められ、1972年に現女王のマルグレーテ2世が即位した。

 ただ、現在の継承順位はフレデリック皇太子に次いで息子のクリスチャン王子となっており、再び女王が即位する可能性は当面低い。
Web-Tab 2008-10-08 15:00:52
“男女平等な”王位継承制度へ、来年6月に改正を問う国民投票実施-デンマーク
http://www.web-tab.jp/article/4596
 男子優先の王位継承制度を設けているデンマーク―アナス・フォー・ラスムセン首相は6日、制度改正をめぐり、2009年6月7日に国民投票を実施することを発表した。

 王位継承制度に関する国民投票の実施は、デンマーク史上初。実施については、3年以上前から準備が進められてきた。

 王位継承制度の改正が国民投票で承認された場合、今後は性別にかかわらず、王か女王の第一子が王位を継ぐことになる。現行の制度では年齢にかかわらず、男子が女子より優先される形となっている。

 国民投票の結果が有効と見なされるためには投票率が40%を超える必要があり、また王位継承制度の改正が認められるためには過半数の賛成が必要となる。

 ラスムセン首相は、男女平等な社会を目指す国家の姿勢は王室にも反映されるべきとコメントしている。「フレデリック皇太子の第一子はクリスチャン王子なので、王位継承権をめぐって差し迫った問題があるわけではありません。しかしわれわれは特定の人物のためではなく、信条に基づいて、このタイミングで法を改正するのが適切と考えました」。

 フレデリック9世には男子がなかったため、1953年に女王マルグレーテ2世が王位を継承している。
ところで、ヨーロッパの王位継承制度と言えば「サリカ法」(サリカ法典、Lex Salica)が有名です。サリカ法とはフランク王国を作ったフランク人サリー支族の部族法典で、本来は刑罰、訴訟、相続に関する法典ですが、相続に関する条項が後のヨーロッパの王位継承に大きな影響を及ぼしています。

サリカ法の主な特徴は「女子による王位継承の禁止」。

元々の趣旨は、軍役を勤められる男子にのみ土地の相続を許すというもの。それが後に、土地(領土)に付随する称号(王位、爵位)も男子のみ相続するものと拡大解釈され、その結果、女子による王位継承の禁止ということになったようです。また、王位継承者に男子がいない場合は、女系(女子の配偶者またはその子供)による王位継承も認められていたようですが、後にサリカ法を受け継いだ中部ヨーロッパの君主国(ドイツ、フランスなど)においては、王位継承について他家からの干渉を防ぐため女系による王位継承も否定し、王位継承は男系男子に限るとしたそうです。よって、王位継承についてサリカ法を採用している君主国においては、女帝や女王は誕生しません。

ただ、現実問題として男系男子の王位継承者がいなくなってしまった場合は、サリカ法を放棄して、女子や女系による王位継承をすることもあるそうです。有名な事例として、ハプスブルク家のマリア・テレジアが、オーストリア大公、ベーメン王、ハンガリー王などの称号を継承したことがあります。これはハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール6世に男系男子の継承者がいなかったので、娘のマリア・テレジアにハプスブルク家の広大な領土を相続させようと女子による相続を認める勅書を出し、周辺国に認めさせたためです。ただし、神聖ローマ皇帝位は女性は継承できないので、マリア・テレジアの夫であるロートリンゲン公がフランツ一世として神聖ローマ皇帝位に就いています。しかしその後、この王位継承に不満を持つ周辺国によってオーストリア継承戦争が勃発しています。

なお、日本の皇位継承についてもサリカ法の影響が見られます。江戸時代までは女性天皇(女系天皇ではなく)も存在したことがありましたが、明治時代以降は明確に男系男子とされています。これは明治時代、憲法をはじめとする法制度を整備する上で、明治政府がサリカ法を採用しているプロイセン王国の制度を参考にしたためであると言われております。

テーマ:国際ニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2008/10/09(木) 08:02:28|
  2. 王侯貴族・ローマ法王
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