西ブログブルク公国

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ルイ・フィリップ一世?

我がサウスアイランド公国ブログ自治領の以下の記事にて、興味深いコメントがありました。ただのコメントとして埋もれさせておくにはもったいないので、記事として書き下ろします。

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http://blogs.dion.ne.jp/duke/archives/1905406.html
はじめまして。初カキコさせていただきます。スレ違いではありますが是非公爵殿に質問したいことがあり、君主制度について色々と深い造詣を持っておられると見受けられる公爵殿ならば何かご存知なのではないかと思いまして、長文になることを承知の上でお聞きします。

欧州などをはじめ、歴史を通じ、世界の君主国の君主達は「~世」と称しておられる方を多く見かけます(公爵殿もそうですよね(笑))。私は君主制について興味を抱き、ネットなどで色々調べているうちに(その結果こちらのブログにもたどり着いたわけで・・・)気づいたことがあります。各国の歴代君主の系譜などを見ていると同名の君主がいる人物は普通に「1世、2世、3世・・・」と表記されているのに対し、そうでない君主については「~世」つまりは「1世」が付随されていないことが多いということです。「そりゃそうだろ。同名君主がいないのならわざわざ「1世」とかを付けて区別する必要がないのだから。」という声もあるかもしれませんが、私にはここがなんとも納得がいかないのです。

例えばフランス最後の国王ルイ・フィリップ1世はフランス語でしばしば「Louis Philippe Ier」と書かれ、在位当時に発行されたコインなどを見ても、しっかり「Louis Philippe I」と彫られていることなどからみて彼が当時、「国王ルイ・フィリップ1世」として扱われていたことは間違いないでしょう。にもかかわらず現在においてはたいていの場合、彼の名前は「国王ルイ・フィリップ」としか表記されておりません。結局彼を最後にフランスでは王制が廃止されてルイ・フィリップ2世以降の国王は出現しておらず、「元祖」ルイ・フィリップ国王に「1世」を付けてする区別する必要がなくなったから付けてないのだ、ということなのでしょうがそういうことではなく「~世」というのは君主であるからこそ名乗ることのできるいわば称号のようなものだと思うのです(厳密に言うと王制廃止後も彼の子孫は現在に至るまで王制の復活と王位継承権を主張しており、オルレアン公ルイ・フィリップ2世は自らを”国王ルイ・フィリップ2世”と称してはいたようですが・・・)。

まあ、例えば英国のヴィクトリア女王などは在位中も「ヴィクトリア1世」を名乗ってはいなかったようですから彼女の名前はほとんど「ヴィクトリア1世」とは表記されておりません。そういった場合はともかく、たとえ区別の必要がないからといっても正式呼称である以上、「1世」が付いているのであればきちんとそう呼ぶべきであり、安易に呼び名から「1世」を省略するべきではないのでは・・・、そして「1世」を略した名称があたかも正式名称であるかのような表記をするのは好ましくないと思うのですが・・・まあ2世や3世などの場合でも略されている場合はしばしばありますが・・・結局のところどうなんでしょうか?ただ省略しているだけなのでしょうか?そうだとしても「国王ヨハン」よりは「国王ヨハン1世」の方が重みのある呼び方だと思うのですが・・・・。

長々と書いてすみません。もしそのことについて何かご存知でしたら教えていただけませんでしょうか?そしてできれば公爵殿ご自身のお考えもぜひお聞かせ願えないでしょうか?よろしくお願いします。Posted by PPPP
PPPP様、長文のコメントありがとうございます。なかなか興味深い質問だと思います。本件について、私の考えは以下の通りです。

まず、同名の君主が過去に存在しない場合は、一世、二世は付ける必要はないと考えます。各国の君主の一覧を見ると分かりますが、基本的に左記の法則で名前が付いていると思います。確かにPPPP様の仰るとおり、「国王ヨハン」よりは「国王ヨハン1世」の方が重みのある呼び方だと私も思います。ただ、世間の慣習では左記のように表記するようです。なお、君主の名前の表記でもっと気を付けなければならないのは、数字を使用しないことだと言われております。日本語で表記するならば、1世とか2世ではなく一世、二世と漢数字を使用し、英語、その他の外国語表記ならばIとかIIとローマ数字を使用するか、First、Secondのような表記するのが好ましいそうです。

あと、フランス王ルイ・フィリップについて言えば、ルイ・フィリップ一世という呼び方は稀なのではないでしょうか?ただ、コインにわざわざルイ・フィリップ一世と刻印したのは、フランス革命によってブルボン朝が倒れ、共和制、帝政、王政復古という流れで王位についたルイ・フィリップが、自分の名を継ぐ王が現れる→王政はこれからも続くということを世に知らしめるためにあえてルイ・フィリップ一世と刻印させたのではないかと推察します。

このように私は考えますが、皆様、いかがでしょうか?
詳しい方のご意見を賜りたいと思います。

参考サイト:世界帝王事典 称号保持者リスト
http://nekhet.ddo.jp/ruler/


  1. 2005/09/20(火) 23:38:55|
  2. 王侯貴族・ローマ法王
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:9
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コメント

公爵殿下へ   この度は私の拙い文面をわざわざ記事としてアップしていただき真に恐縮です。もったいない限りです。唐突にぶしつけな質問をぶつけてしまい申し訳ありませんでした。問いに答えていただき本当にありがとうございました。大変参考になりましたm(__)m  ただ、正直なところ殿下の「同名の君主が過去に存在しない場合は、一世、二世は付ける必要はないと考えます。」というお考えはいささか予想外(というより衝撃的)でした。真に勝手な話、私と程近いお考えなのでは・・・と思っていたものですから。ですがもちろん私の考えを殿下に押し付ける気など毛頭ありません。むしろ言いようの無い感激を感じております。そして殿下のルイ・フィリップ一世(この場ではあえて「一世」を付けさせていただきます)についての推察の件なのですがこちらの方はかなり的を射ているのではないかと思います。確かに君主たるもの王朝の末永い存続を願うのは至極当然のことですから。今改めて思えば、私の称号云々といった考え方はちょっと偏向的というか、かたいというか、独善的だったかもしれません。
  1. 2005/09/21(水) 01:46:39 |
  2. URL |
  3. PPPP #79D/WHSg
  4. [ 編集]

おそらくは殿下のお考えや殿下の示された法則の方が大半の人が支持する一般的な概念なのでしょう。いや、実は心の奥底では多分そうなんだろうな・・・と思ってはいました。ただ、それをすんなり認めたくないという思いもやはりあったわけで・・・orz  せっかく「~世」という君主ならではといってもいい呼称を単なる同名君主との識別呼称で済ませるのはもったいない、もっと何かこう、君主の威厳や存在感を確立するための称号のようなものであってほしいと思っていました。(なぜここまでこだわるのか、自分でも不思議なのですが)でも問いに答えていただいたことには大変満足しています。重ねて感謝を申し上げます!m(__)m  さて、話は変わりますがこちらのブログでは本当に色々な話題を扱っておられるようで(笑)「王侯貴族の話題から「糠漬け」の話題まで・・・」のサブタイトルにはいきなり吹かされましたwこれからも既存のしがらみにとらわれることなくどんどん公国の版図を拡げていってください!微力ながら応援させていただきます!それにしても公国の秘宝マトボッククリの画像が見れない!!残念!!
  1. 2005/09/21(水) 01:51:43 |
  2. URL |
  3. PPPP #79D/WHSg
  4. [ 編集]

これは難しい問題な上に、割り込んでレスするのもあれなので、記事にしようかとも思ったのですが、面倒臭くなってきたので(笑)、一言リスト型コメントにします。
・ナンバリング自体は君主特有のものではない。(例:オスカー・ハマーシュタイン二世)。Reginal Numberingとなれば時宜からして別だが、中性の封建領主も用いていた。
・そもそもこれは慣習的なものでもある。大体どの国でも時代が下るまでナンバリングは公式に用いられていなかった。
・一世を用いていたか否か、それは公式文書での称号の規定・使用、コインの刻印によって分かる。
・しかし、そもそもこれはepithetと似た様な、区別する為慣習なので、後に続く人がいなければ特に略式ではつける必要が無い様に思われる。現在の英国女王も略式では二世は付けられない事がしょっちゅうである。
  1. 2005/09/21(水) 11:08:09 |
  2. URL |
  3. dzlfox #79D/WHSg
  4. [ 編集]

まぁ、威厳にかける様に聞こえるというのは、少し難しいですね。私は相対主義をとる人ではないけど、こればかりはなんとも言いようが無いので(苦笑)
と言うように、欧州圏では公式なものと略式な物を大きく区別する事もご確認されたほうがいいかと。
  1. 2005/09/21(水) 11:08:58 |
  2. URL |
  3. dzlfox #79D/WHSg
  4. [ 編集]

dzlfox様
そろそろコメントを頂けないかと心待ちにしておりました(笑)。確かに、外国人には君主や貴族でなくても二世・三世を名乗る人は多いですね。例に挙げられたオスカー・ハマーシュタイン二世しかり、ワルツ王ヨハン・シュトラウス二世しかり。私が中学生の時にALT(当時はAET)として学校に来た外国人も***** the third(*****三世)と名乗っていました。
ところで、dzlfox様は私の「ルイ・フィリップ一世」の仮説についてはどうお考えでしょうか?是非お考えを伺いたいのですが・・・。
  1. 2005/09/21(水) 15:09:21 |
  2. URL |
  3. 公爵 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

PPPP様
この度は有意義なご質問ありがとうございます。おかげさまで久しぶりに本来のこのサイトらしい記事が書けました。PPPP様のコメントに「インスパイヤ」されたといった感じです(笑)。君主/貴族の名前や称号はなかなか興味深い物です。これからもお気付きの点があったら是非ご質問下さい。宜しくお願い致します。
P.S.マトボッククリの画像、見られませんか?エージェントに消されたかな?
  1. 2005/09/21(水) 15:17:23 |
  2. URL |
  3. 公爵 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

(何世)という呼称を正式名称として組み入れるかどうかは意見が分かれる所でしょうね。上記でdzlfoxさんが仰っているようにこれについては公式な物と略式な物があるようです。元々一世が付いてなかった(その名前における)最初の君主に区別の為にあえて一世を付けて記載したり逆に略すケースもあると思います。フランスのルイフィリップ(一世)については確かに一世無しで記載されていることがほとんどの様ですが(ルイフィリップ一世)が正式呼称として規定されているのであれば本来はそう呼ぶべきだという論説に対しては異論は無いです。勿論そこの所の見解については人それぞれなんでしょうけどね。
  1. 2005/09/21(水) 20:01:59 |
  2. URL |
  3. けんけん #79D/WHSg
  4. [ 編集]

公爵さま
ブログの写真要領について、
またエクスポートについての
丁寧なご説明ありがとうございます
わたしは機会おんちなのでこういう時
公爵さまのような親切な方がいらしてくださると
本当にうれしいです
さて、ホームページを20MBに増量いたしましたが
相変わらず写真がアップできません
また、エクスポートにはいろんなよくわからない英文とかが入ってますが
こりは別のサイトへ送ればlovelogみたいくなるんでしょうか?
また、基本なのでしょうが知らないので教えていただきたいのですが、
エクスポートしたファイルをCD-Rに保存するにはどこをどうすればよいのか教えていただけますかっ!
ほんとにきかいおんちですいません
教えていただけると幸いでございます
  しゅがー(ちびまる商会)より
  1. 2005/09/22(木) 03:29:22 |
  2. URL |
  3. sugar #79D/WHSg
  4. [ 編集]

しゅがー様
アップロード自体が出来ないのですか?アップロードは出来るけど表示されないのですか?これについては、私などよりもLOVELOGサポートあたりに問い合わせた方が良いかも知れません。
エクスポートについては、エクスポートしたファイルをLOVELOGや別のブログでインポートすれば記事を復元できます。但し、テンプレートや画像はエクスポートされません。あくまで記事のみです。
CD-Rへの保存については、CD-RドライブまたはCD-RWドライブまたはDVD/CD-RWドライブを持っていないとできませんが、お持ちですか?持っているのでしたら、マニュアルに従ってやってみるか、ドライブメーカーのサポートに問い合わせをしてみて下さい。
  1. 2005/09/23(金) 01:31:41 |
  2. URL |
  3. 公爵 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

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Louis-Philippe I of the French

過日ブログブルク公国へと昇格したブログ自治領において、先日国王のナンバリング(一世とかに姓とかいうもの。私は勝手に代数と訳していますが)についてのやりとりがありました。その過程はサウスアイランド公爵が「ルイ・フィリップ一世?」という記事に記していらっしゃ
  1. 2005/09/25(日) 23:50:12 |
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